美紀ちゃんへ

会う事も少ないし、
話す事も多くはないんだけど、
何かに夢中になっていないと
すぐに美紀ちゃんのことばかり
考えてしまうんだ。
こんなに誰かのことを
好きになるなんて、
自分が一番びっくりしてるんだ。
気が付いたら氷帝で、山吹中で、
ATOBE SPORTS GYMで
美紀ちゃんの姿ばかりいつも探してて
いないって分かってるんだけど
変だよね。
今日の朝、見かけたときに
何度も話しかけようともしたし、
何度も思いを告げたいと思ったんだ
でも、出来なかった。
俺はもう人を好きになってはいけない
好きになる資格なんてない。
俺はもう、幸せにはなれないんだ
だけど、どうしてもこの想いは
伝えたかったから。
柳生比呂士が美紀ちゃんに
興味あるって言ってた。
一番の親友の柳生比呂士なら、
きっと美紀ちゃんの事、
幸せにしてくれると思うんだ。
お願いが一つあるんだけどいいかな？
美紀ちゃんが好きな黒い帽子、
頑張って手作りで作ってみたんだ。
4月8日にお家に届くと思うから。
喜んでもらえるといいんだけど・・・。
最後まで読んでくれてありがとう。





大好きだよ。真田弦一郎より






ごめん、ﾑ・ﾘ